梅雨が近づくとシロアリの羽アリが発生する季節となります。
シロアリの羽アリはヤマトシロアリは4月~6月、イエシロアリは6月~7月頃発生します。
羽アリは大群で一度に巣からでてきます。普通のアリとシロアリの違いは①4枚の羽が同じ長さがシロアリ。②胴のくびれが1つがシロアリ③体色が薄いのがシロアリといくつかポイントがありますが動いていると判別しにくいものです。
木造住宅にとってシロアリは恐ろしいもので進行すると土台や柱が食われスカスカになっていまします。
土台や柱を取り替える工事をしなければならない場合もあり修理費用が数十万円もかかることもあります。
木造住宅だけでなく鉄骨や鉄筋コンクリートの住宅でも床組や壁の下地には木材を使用しているためシロアリの被害を受けることもあります。
通常、新築時はシロアリの防蟻工事をしてありますが保証期間は5年で工法によっては10年となっています。保証期間を過ぎているものは新たに防蟻工事をすることをお勧めします。
羽アリがでること以外にシロアリを見つけるには蟻道を見つけることによって発見できます。
建物の基礎の地面から外壁の下まで土の帯があるとこれが蟻道です。
蟻道は土のトンネルです。シロアリは光と風をきらいます。地中にある巣から餌のある建物の土台まで光や風に当たらずにいくため自分で土のトンネルを作るそうです。
突然大量の羽アリが発生すると驚きますが羽アリはシロアリ発見のチャンスでもあります。
病気のガンと同様早期発見が大切です。
この季節、シロアリにご注意ください。